変わらないもの
今日買い物に行った帰り道、ふとこんなことを考えた。
街も人も変わっていく。物でさえ変わっていく。
変わらないでくれとどんなに強く願おうとも無情にもにもそれらは変わっていく。
変化とは時に喜ばしいものであり、時に残酷で辛いもの。なんて。
そんなことを考えていると同時にこの世に変わらない物は存在するのか、なんてことを考える。人の心も、街の風景も、当たり前とされている事実でさえ時間が経てば変わってしまう。
ただそんな中唯一絶対に変わらないものがあると思った。それが過去。
どんなに強く変われと願っても、どんなにそれを変えようと必死に努力しても、過去だけは変わらない。
それが良いことか悪いことかはわからない。
ただ「多くの人にとって一番変えたいものであろう過去が、唯一この世で変えられないもの」というのは、この世界が生み出した最大の皮肉だな、なんてふと思った。